
「だがしや楽校」は山形の学校の先生だった松田道雄さんが、
放課後の子どもたちの生態を研究している中で発案した地域の活動で、
主に子どもたちが放課後や土・日曜日に地域で自分のお店(自分みせ)を出す活動として始まりました。
それが全国に広まり、青少年の健全育成に向けた地域活動や、
子どもたちに屋外活動へ参加させる活動として今も広がり続けています。
NPO教育支援協会南関東では、この活動を、商い体験を通して職業・社会参加を意識させる活動として展開しており、
子どもたちは様々な活動に参加し、その報酬として「エコマネー」をもらいます。
そして、そのエコマネーでしか買えない駄菓子屋を設置し、そのエコマネーを回収しています。
この「エコマネー」は住民同士のつながりを深めながら助け合いに根ざした、
地域自立をめざす地域の新しい試みで、この活動によって子どもたちの自立心や社会参加意識を作り出すことができるものと考えています。
自分で働いてエコマネーを稼ぎ、それで自分の好きなものを買うという行為には大切な教育的要素がたくさん含まれていると考えています。
“楽校(がっこう)”という言葉には、学校では学びづらいことを学び、学校とは異なるスタイルで学ぶ「もう一つの自由な学びの場」という意味と、
遊びから学ぶという「楽しい学びの場」という意味が含まれています。
だがしや楽校の手法は、各地で様々ですが、横浜では、以下のことを重視して実施しています。